各装置の特性比較


当会試作装置2機種とA社製市販AMI装置(*1)のとで、それぞれ測定実験し、読取特性を比較しました。
すると、2013年末に完成していたA-BI装置が意外にもBP・IQ値の安定度においてベストでした。
装置比較表
E-BI
A-BI
A社AMI
測定機能BP
IQ
AP
BP値バラツキ(*2)
IQ値バラツキ(*2)
電流波形観測機能 (*3)
取扱操作
分極電圧の放電
○ (*4)
? (*5)
試験結果解説
装置製作工数・コスト

*1: 同社装置のユーザである某先生からお借りしたものです。
*2: 電極を直接試験回路に接続して測定した結果です。実際には、電極をゲルやフェルト樹脂を介して皮膚に装着するので、
バラツキはさらに増大すると思われます。
*3: 異常経絡で時折、通電電流が迷走波形になるようです。詳細調査のため波形データを観測保存しています。
*4: E-BI・A-BIでは、パルス印加回路自体が分極電圧の放電機能を持っています。→電極・皮膚間の分極の影響について
*5: A社IANIでは、電極間に常時一定周期で+-の交番パルスが出力されているが、これが放電目的なのかどうか不明です。

E-BI装置とA社AMI装置での測定実験

2種類の装置で、以下のように自分自身を2回ずつ測定し、その結果をE-BI側チャートで出力してみました。(*1)
@ (#79) 12月21日 時刻08:33 E-BI装置で測定
A (#81) 〃  時刻08:49 AMI装置で測定
B (#82) 〃  時刻08:56  〃 
C (#80) 〃  時刻09:03 E-BI装置で測定
*1: 上記AMI装置には、測定データをファイル出力する機能があります。その出力データをE-BI装置に転送して
 E-BI装置側でチャート出力しています。

@ E-BI 08:33

C E-BI 09:03

A AMI 08:49 

B AMI 08:56
上段左右がE-BIで2回測定した結果、下段左右がAMIで2回測定した結果です。
左右同一装置では、BP・IQとも菱形の形状がそっくりであることは当然ですが、上段と下段もよく類似しています。
ただ、左右差や逆転“>”マークの付き方が同一装置でも変化しています。
経絡の実際の変化か測定のバラツキか、または両方か、判断できませんが、どちらの装置でも起こる現象でした。
なお、“>”マークは、本山氏が決めた基準値に従って表示してますが、その基準値が、緩い基準値から厳しい基準値まで、数種類あります。
E-BIでは、2種類の基準値の一方を選択するようにしています。

2016.04.04