A社 AMI装置の読の読取特性を測定


市販AMI装置との接続

試験回路の回路図
試験回路は人体の等価回路です。
回路内コンデンサーは、IQ値のもとになる皮膚の静電容量に相当します。抵抗器は、BP値のもとになる皮下組織の経絡反映部位の抵抗に相当します。
AMICS装置(*2)の測定電極に人体の代わりに試験回路を接続し、各種コンデンサー・抵抗の組み合わせで測定操作を実行しました。




本来BP値は、電流のピーク値なので、抵抗値に係わらず一定でなければいけません。
しかし、実際には、コンデンサー容量の低下と共にBPの読取値も低下しています。
この特性は、臨床測定では、IQ値が低い(病状の重い)被検者ほど、BPの読取値も
低下してしまうことを意味します。

IQ値は、その定義どおりコンデンサー容量に比例しています。

実験は、X(kΩ)とY(pF)という同一条件で7回ずつ合計105回測定しています。
上の図は、1回の測定値ががそのグループの平均値に対して何%ずれたか、
%ごとに度数を計数したものです。全て1%以下で高精度です。

左図と同様に、IQ値を集計したものです。大きい誤差(バラツキ)があります。
しかし、これはAMICS装置と試験回路の組み合わせ時のみに起る現象と思われます。(*1)

*上記A社AMI装置は同装置ユーザであり、当会E-BI装置を試用戴いている某先生からお借りしたものです。

2016.04.03