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(1)無線局免許人(この場合、私)は、発信地となる自宅に送信局機器セット(無線機A)を設置する。
また、受信地に持ち出すもう1台の無線機Bを用意する。
(2)仮に周波数144MHz帯を使用する場合、実験・研究用は146.65~145.80MHzなので、その中の1チャネルを選択して2台の無線機A,Bにセットする。
(3)送信局機器セット(無線機Aを含む)と無線機Bの電源をオンする。
すると、無線機Aは送信モードになり「こちらは7N4XXX、、セブン、ノベンバー、フォー ・・・・終了操作するまで、自動送信を繰り返します。」というメッセージの送出を開始します(約50秒)。
そして、20秒間待機(受信)モードになります。
この後、無線機Aは、送信約50秒→受信約20秒という上記動作を繰り返します。
免許人は、受信地を移動しなから無線機Aのメッセージを聞いて電波の受信状態を確認する。
(4)無線機Aの待機中の20秒の間に、他局から「ブレイク」などの呼び出しを受けた場合、無線機BもAと同様に受信しているので、無線機BからAに第1のDTMF信号(電話のブッシュホン信号)を送出する。
無線機Aはその信号を受信すると、20秒待機の終了後、その後の発信動作は休止します。
もし、他局から当方のコールサインで呼び出しがあれば、免許人が無線機Bで応答するようにします。
(5)他局の呼び出しがなければ、無線機BからAに第2のDTMF信号を送出する。
すると、無線機Aは、送信モードになり(3)の動作を再開します。
送信局(無線機A) | 受信局(無線機B) |
||
(3) | 「こちらは7N4XXX、、セブン、ノベンバー、フォー ・・・・終了操作するまで、自動送信を繰り返します。」(50秒) | → | |
(待機) ・・・・ ~20秒経過~ | |||
(3) | 「こちらは7N4XXX、、セブン、ノベンバー、フォー ・・・・終了操作するまで、自動送信を繰り返します。」(50秒) | → | |
(待機) ・・ | |||
(4) | ← | DTMF信号[1] |
|
・・ ~20秒経過~ | |||
← | DTMF信号[2] |
||
(5) |
(送信再開) 「こちらは7N4XXX、、セブン、ノベンバー、フォー ・・・・終了操作するまで、自動送信を繰り返します。」(50秒) |
項番 | 品名 | 仕様 | 備考 |
(1) |
144/430MHz デュアルバンドFMトランシーバー FT-65 この機種は、PTTキーを押しながら特定のボタンを押すと、DTMF信号を送出する機能があります。 | ||
(2) | マイクロSDカードに保存されたMP3ファイルを再生する基板です。 | ||
(3) |
松本無線パーツ(株)岩国製 TK-70S 昔自作装置で使ったものだが、すでに販売終了している。 また、mt8870 DTMF音声トーンデコーダモジュール電話オーディオ音声復号化モジュールも利用できそうです。 | ||
(4) | 私は長年、このツールでPICマイコン回路を開発しています。 | ||
(5) | 昔から多用されているオーディオトランスです。 |
自動送信する音声メッセージはパソコンで簡単に生成できます。
私は、Windows10-PCで次のように作成しました。
これは現在MP3プレーヤーにセットしている音声メッセージの実例です。
(1)以下の内容のテキスト文書(私はSHIFT-JISコードでうまくできている)を作成する。
$ps_speak=New-Object -ComObject SAPI.SpVoice
# 発音速度を設定 (-10 が最も遅い、10 が最も速い)…この行はコメントなので不要 $ps_speak.Rate = -2 # 少しゆっくりに設定 Write-Host "MSG0919.PS1 $MSG = "こちらは、セブンエヌフォー、ティーシーピー。セブン、ノベンバー、フォー、タンゴ、チャーリー、パパ。発信地、神奈川県川崎市多摩区。ハンディ無線機で、百44メガたい。パソコンの合成音声で、自動送信の実験をしています。50秒ほど送信した後、20秒ほど待機します。待機中に他局から呼びかけがあれば、自動送信を中止します。呼びかけがなければ、免許にんが終了操作するまで、自動送信を繰り返します。" Write-Host $MSG $ps_speak.Speak($MSG) |